パソコン トラブルサポート

パソコンのトラブルや運用するための問題点や解決策に関する技術情報を発信しています。

LinkStation 自動バックアップの設定方法

データをパソコンに保存していませんか?

壊れないパソコンはありません、壊れた時にデータは必ず消えます。その危険さに気づていますか?

 

NASの 自動バックアップ設定 をお薦めします。 

 

外部ハードディスクを購入するときに、他のパソコンからもアクセスする必要がある場合は、USB接続のハードディスクを買ってはいけません。

 

 

 大切なデータをパソコンに保存していませんか?

パソコンが壊れた時に、そのデータは消えますよ!

 

 じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?

 

その解決策は、NAS(ネットワークハードディスク)です。そして、RAID1以上が必要です。

価格は、2万円~で準備できます。

 

なんの防備もしていない人は、パソコンが故障したときには普通にデータが消えます。

コストをかければいくらでもかけられます。そこで、プロが推奨する最低限のバックアップをご紹介します。

 

データを守る運用ルール

データは、必ず共有のNASに保存する。

(※共有するデータは、自分のパソコンには保存しない。)

ルールは、これだけです。 

これで、ほぼデータは守れます。

 

自動バックアップ設定方法(BUFFALOページ参照)

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バッファローの管理アプリケーションは、下記のページから、ご使用の機種に合ったソフトウェアをダウンロードしてください。

▼バッファロー:ソフトウェアダウンロード

ダウンロードサービス ソフトウェアダウンロード カテゴリ別 ネットワーク対応HDD | BUFFALO バッファロー

 

[BUFFALO NAS Navigator2]をインストールしてください。

 

自動バックアップの設定手順

取扱説明書のダウンロードは

取扱説明書ダウンロード 製品一覧 L| BUFFALO バッファロー

 

LinkStation LS-200シリーズの バックアップ手順は、

http://manual.buffalo.jp/buf-doc/35020346-09.pdf#page=95

 

バッファロー NAS ナビゲーターを起動します。

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 私の場合は、2台のリンクステーションで自動バックアップを行っています。

(NAS1) LS-WVLB3D(500GB)RAID1でミラーリング(バックアップ先:保存データ)

(NAS2) LS220D332(1TB)RAID1でミラーリング(バックアップ元:正データ)

 

NAS2のデータをNAS1へ自動バックアップを行います。

バックアップの設定は、NAS2に設定します。 

 

NAS2のアイコンを[右クリック]して[Web設定を開く]を実行します。

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下記のような[Web設定]画面が表示されます。

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[詳細設定]を開きます。

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バックアップ処理明細 

実行スケジュールは、毎日12:00に実行します。

動作モードは、上書きバックアップ(増分バックアップ)です。

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バックアップ動作モードについて

バックアップ動作モードでは次のモードを選択できます。

 

・通常バックアップ

バックアップ元からバックアップ先へ全てのファイルがバックアップされます。

 

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毎回、すべてのファイルをバックアップするため、常にバックアップ時点のファイルは残っていますが、容量がすぐにいっぱいになるとバックアップに失敗しますので、お勧めできません。 

 

◎上書きバックアップ(増分バックアップ)

1度目に通常バックアップと同様に全てのファイルをバックアップします。2回目以降にバックアップ元にAファイル追加、Bファイル削除されていた場合、バックアップ先へAファイルを追加し、Bファイルは削除しません。バックアップ先の容量は削除されないファイル分増加します。

 

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私は、この方法を推奨します。


・上書きバックアップ(差分バックアップ)

1度目に通常バックアップと同様に全てのファイルをバックアップします。2回目以降にバックアップ元にAファイル追加、Bファイル削除されていた場合、バックアップ先へAファイルを追加し、Bファイルは削除されます。バックアップ元とバックアップ先の容量は同じとなります。  

 

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誤ってファイルを削除した場合には、バックアップファイルも削除されます。

 

復旧までの所要時間が、もっとも重要です。 

このような環境設定で、NAS1とNAS2のどちらが壊れても、業務が停止することはありません。バックアップしているから安全と思っていても、いざNASが壊れると復元作業が必要になります。

 

あまり経験のない復元作業には、時間がかかります。壊れても業務に支障をきたさない環境づくりが必要です。

 

バックアップが取れていても、復旧までに時間がかかるようでは、業務に支障が出ます。まずは、業務を継続できる環境をつくり、時間をかけて対策を行いましょう。

 

必要な費用は?

RAID5(HDD 4台)のNASの方が安全なのは間違いありませんが、価格は10万円ぐらいします。また、HDDが 4台でも電源が壊れてしまえば、NASは起動しませんし業務に支障がてることは間違いありません。

 

今回の環境設定では、RAID1(HDD 2台)のNASが2台なので、合計で4万円ぐらいです。メリットを下記のようにまとめました。

1.価格が、安価で構築できる。

2.電源が、2重になっている。

3.HDDは、4台あればどうにか安全だと思う。

4.故障しても、すぐに業務を継続できる。

5.バックアップ処理は、自動的に行われる。

 

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[モデル:河村友歌]