NAS の スピードを改善する
以前、スピードを改善するには、LAN(ローカルエリアネットワーク)のスピードを改善する方法をご提案いたしましたが、NAS の測度も重要なポイントです。
2020年度に主要メーカーの I・O DATA や BUFFALO から低価格で高速な NAS が発売されましたので、ご紹介いたします。
2.5 GbE 接続 で 超高速(LAN)
パソコンから NAS にアクセスするには、LAN を経由して接続しています。
LAN には、無線接続と有線接続(ケーブル接続)の方法がありますが、ここでは有線接続の場合について説明します。(インターネット接続の説明ではありません。)
パソコンから NAS にアクセスする場合は、下図のような経路を通過します。
接続経路の中に遅い機器があると、処理スピードはその遅い機器のスピードになります。
つまり、LAN(ローカルエリアネットワーク)が遅い場合は、NAS のスピードを改善しても、処理スピードは改善されません。
LANのスピードは、10Mbps → 100MBps → 1000MBps(1Gbps)と改善され、現在では 40GBps と技術革新されています。
早くなればなるほど高額になりますので、私は比較的低価格に構築できる 2.5Gbps を推奨しています。
古いLANケーブル や HUB、ルーターなど、特に注意が必要です。
まずは、LAN(ローカルエリアネットワーク)のスピードを改善してから、NAS のスピード改善策に取り組んでください。
I・O DATA HDL2-AAXシリーズ は、従来品の約2倍のスピードです。
BUFFALO LS720Dシリーズも、従来品の 約2倍のスピードです。
MS Access の データベースを共有フォルダーにセットして、複数のパソコンで共有すると、パソコン本体のハードディスクにデータベースをセットしていた時に比べ、かなり処理スピードが落ちてしまいます。
改善策には、データベースの インデックスの作成やクエリー接続方法を変更する方法を推奨しますが、Access のクエリーに関する知識が必要になります。
技術者に依頼することなく手軽に行える改善策として、NAS を変更する方法をご提案いたします。